サイロ化とは 全体最適ができない組織をつなげる方法

チームと組織

組織のサイロ化は頭が痛い問題です。社内の各機能・各組織が自分たちの利益や仕事のやりやすさを主張するために、全体最適が実現できなくなってしまいます。

サイロ化がひどくなると、物事の評価基準が「自分の組織・機能の仕事が面倒くさくならないか・評価が低くならないか」という具合に、自部門の利益に完全に閉じてしまうようになります。顧客の利便性や組織全体の生産性などは度外視になってしまうようになります。

さらにこの状態は組織の中の各パーツが競うようにして発展させるので、誰も止める人がいなくなり、どんどんとサイロ化が進んでいってしまうという事態になりかねません

組織にとって百害あって一利なしのサイロ化。それを食い止め、退治する方法について書いていきます

評価で明示的にサイロ化を否定する

まず必ずやったほうが良いのは、評価軸への明示です。全体最適の視点に立たず、自部門の利益を追求する姿勢や言動を取ることを評価しないこと、マイナス評価にすることを明示して、「サイロ化を推進することは評価・出世のためにならない」という意識を植え付けることが必須です。

頻回のコミュニケーションで組織感の理解不足を減らす

サイロ化は上述のように究極的には自部門の利益を優先させようという行動ですが、これが進む原因の一つに、組織感の相互理解不足があります。当たり前ですが、何か変化が起こることによる自部門のメリット・デメリットは誰にでもよくわかります。しかし他部門ことを知らないと、何かしらの変化が起きた時の影響もわからず、結果として自部門中心の意識・議論になりがちです。

それを防ぐために、相互理解を深める活動が有益です。その第一歩としてオススメするのが、朝礼の実施です。
ここでいう朝礼は、責任者が訓示を垂れてラジを体操を全員でするような、昔ながらの朝礼ではありません。各部門・機能の代表者に参加してもらい、前日に起こったこと・当日に起こる予定のイベントやトラブルなどについてお互いに共有してもらう場です。
最近は会社の中のコミュニケーションがメール中心になっていますが、やはり顔を合わせて、ホットな話題を話すと臨場感があり、そのトピックの影響を受ける部門の代表者も、即座に何が起きているかを理解することができます

朝礼はあくまでも短時間で行うので、この場でサイロを壊すような議論にまではなりませんが、頻回&即時性・臨場感、のコミュニケーションで相互理解が進むと、通常の会議などで議論をしていても、自分のことばかりを主張するスタイルからの変化が見られるでしょう

プロセスマップを作って、組織思考→プロセス思考へ

さらに先に進めるには、プロセスマップの作成が有効です。プロセスマップを作ることで、組織感で業務フローが繋がってはじめて最終的な成果物が出来ることが、誰でも理解できます。
そしてこのマップをベースにして業務改革の議論をすると、部門単位の最適化をすることが全体最適に繋がらないことが明確にわかるので、サイロ的な発想・議論がしにくくなります。

サイロ化を破壊し、顧客志向・成長志向へ転換を

サイロ化は個別最適・内向き志向の、本当に危険な企業の中の病気です。一刻も早くサイロ化を破壊し、顧客志向・成長志向といった、外部に目を向けた社風への変換を図っていきましょう

コメント

  1. グローバル・サムライ より:

    最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタインの理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より特殊鋼関係はもとより様々な分野で脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。日本的というか多神教的なこの科学哲学はっどこか懐かしさを覚える。

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