定年を意識した時に読むべき本 10選 前編 セカンドキャリアは、定年再雇用以外になにがある?

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50代後半になると、多かれ少なかれ定年を意識する様になると思います。定年を迎えても年金受給開始までは数年あるし、そもそも健康でエネルギーもあるので隠居してしまう気もしないし、セカンドキャリをどう過ごすかを考える人が多いでしょう。当たり前ですが、定年を迎えるのはみんな始めてなので、次をどうするかのノウハウがありません。参考になる書籍を紹介します。

50歳からの幸せな独立戦略

前川孝雄著 PHP研究所

会社を辞めずにコツコツ準備し、第二のキャリアは定年再雇用よりもひとり社長に、を説く一冊。独立なんて自分には無理という思い込みをなくし、しかし若い人の起業の様に大きなリスクを背負わずにできる、ローリスク独立をすることを薦めています。ローリスク独立の色々な仕事を解説し、何十年とキャリアを積み重ねてきたシニアには、自分では気づいていない強みがある、それを売ることを薦めます。具体的なキャリアプランやマネープランを書けるテンプレートなども付いており、新しい視点をくれます。

知らないと公開する定年後の働き方

木村勝著 フォレスト出版

年金と貯金だけでは40年生きられないという認識をし、稼いで生き残るためのキャリアデザイン術を説く一冊。著者は日産自動車でサラリーマン生活を送るも、紆余曲折あって52歳のときにインディペンデント・コントラクター(独立業務請負人)として独立したキャリアの持ち主。

  1. 収入は細く長く面積で考える
  2. 経験が貴重な商品になる
  3. キャリアを複線化する
  4. 雇用形態にこだわらない
  5. 気持ちは個人事業主

上記のシニアの働き方5原則を軸に、働けるうちはいつまでも働き続ける人生を実現するために参考にできます。著者以外にもキャリアチェンジをした事例を多数収録しているのも特徴です。

稼ぎ続ける力

大前研一著 小学館新書

言わずとしれた元マッキンゼーの経営コンサルタント大前研一氏によるセカンドキャリアの指南書。60歳で定年を迎えてから、今後予想される年金受給開始年齢の75歳化までの期間を”魔の15年”と呼び、この期間を乗り切るために、会社にいる間からスキルを磨いて、老後破産しないように準備しようと説く。

近未来予測から、セカンドキャリアでお金を稼ぐための実践編を経て、終活編では投資先としてアパート経営やREIT・仮想通貨などではなく、人への投資を進め、最後には人生でお金を使い切って終了しようという話になる。この最終章が他と異色の部分かもしれません。

定年格差

郡山史郎 青春出版社

国が70歳定年を掲げ始めているが、誰もがその年齢まで働けるわけではなく、スムーズに仕事を見つけるのは難しいと予測しています。その際に、定年後に備えて事前に準備をしていたか否かで、大きな差がつく。それは老後が幸せか不幸せかといった根源的な差になり、これを「定年格差」と呼んでいます。

著者はソニーで定年まで働き、その後の再就職で自身が苦労したことをきっかけに人材紹介会社を興して、多くのサラリーマンの再就職を支援してきました。その経験を通して言える、シニアの転職のリアルな姿、幸せな転職や不幸せな転職についても触れています。

定年格差を乗り越えるための10の条件ということで、マインドセットの変え方、準備や変革の方法などについてもまとめられている内容になっています。

定年ひとり起業

大杉潤 自由国民社

定年前後にひとりで会社を立ち上げることで、老後のお金の不安が消える、さらに孤独や健康といった不安も解消することができるという、定年起業を薦める本です。著者は57歳でひとり起業してフリーランスで活動しており、自分が起業に至ったプロセスを詳細に解説している他、その途中で出会って同様にひとり起業を実施した人たちの紹介もすることで、ひとり起業を身近に感じさせるようになっています。

  1. 会社員として働いた経験を長く持った上で50代または60代というタイミングで独立起業する
  2. 個人事業主として開業するか、ファミリー・カンパニーを設立して独立し、原則として自分ひとりで事業を行う
  3. 自宅を事務所にするなど初期投資を最小限に抑え、多額の仕入や在庫保有を行わず、借金もしない、家族以外の従業員を雇わないという低リスクの事業形態とする
  4. 厚生年金を確保した上で、年金プラスアルファの収入(月5〜10万円程度)を目指す規模の事業からスタートし、好きなことを仕事にしてストレスなく働く
  5. 会社員時代の経験・知識・スキル・人脈をフル活用し、足りないリソースは外部に業務委託する形で規模を拡大せずに「長く働くこと」を最優先に事業を運営する

上記を定年ひとり起業の5原則と呼んで、この実行を薦めている本です。

定年後再雇用でない生き方

多くのサラリーマンが60歳での定年後、同じ会社で再雇用されるという道を選択しています。しかし給与は半減か下手をすると3分の1に。それまでのキャリアを活かせないような充実感のない仕事に従事し、評価もされないという状況に置かれている人が多いようです。

上記の様な違った定年後を送るためのヒントをくれる書籍を参考に、はやめに考え始めるのはいかがでしょうか。

後編はこちら

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