成長しない部下 環境が変わっているのに、対応できていない部下の育成方法

チームと組織

仕事をサボるわけではなく、一生懸命やっている、でも環境の変化につれて求められるものが変わってきているのに、以前からのスタイルを維持し続け、新しいものへの変化・挑戦の姿勢を見せない部下がいるのではないでしょうか
このままではせっかく築いてきた知識や経験がうまく活かされずに、部下個人にとっても損をするとともに、組織としてもロスを出し続けることになりかねません。
能力はあるが、変化に対応できていない部下への対応方法を考えましょう

変わろうとしないのはなぜ

以前の環境や評価制度の中では、少なくとも普通以上の評価を受けていたのに、そこから現状維持が続いてしまい、新しい環境や人事制度・評価制度の中で求められることに対応していない人が、この記事の対象です。

例えば以前はミスなく効率よく仕事を実行する堅実な実務家タイプが重要視されていたが、いまはそれに留まらず、変化を提案して実行していけるタイプが求められる、といったことはよくあるのではないでしょうか。

自己認識を確認することから始めよう

まず実行した方が良いのは、部下本人が自分の現状をどう捉えているかを確認することです。こういう行動をしている部下には、大きく分けて以下の4タイプがいると思いますが、それぞれに対しての効果的な育成方法は異なります

  1. 環境や求められる要件の変化に気づいていない
  2. 変化に気づいているが、変わりたくないと思っている
  3. 変化に気づいているが、自分は変わらなくても良いと思っている
  4. 変化に気づいているが、どうやって変わっていけば良いかがわからず、固まっている

変化に気づいていな場合

案外変化に気づいていな部下というものがいるものです。このタイプの部下は自分の仕事の範囲にしか興味がなく、社会で起こっていることや、会社の戦略、社内の他の部門で起こっている変化などに対するアンテナが立っていません
そのために自分が得たスキルを使って日々の仕事を実行することにしか関心が向いていないので、変化の必要性に気づかない・実感していないのです。

このタイプの部下の場合には、環境変化に対してのアンテナを立てることから始める必要があります。ただ元々の興味の範囲が狭いので、それを広げるにはある程度の強制力が必要です。例えば会社の戦略を発表する社員のイベントがあった場合などに、そこで感じたことをレポートさせたり、自分の行動にどう反映させれば良いかを考えさせたり、といったことです。

変化に気づいているが、変わりたくないと思っている場合

このタイプの部下はいわゆるサボり志向に入ってしまっています。もう今までに頑張ったスタイルから新しいものへの脱皮をする努力をしたくない、できるかどうかもわからないし、という思考です。

この場合はハッキリと、今のままでは仕事はなくなる、評価も下がる、ということを伝えて、サボろうとしている思考を排除することが必要です。いきなり評価を下げるとお互いに嫌な思いをしますが、前もって警告をすることは心理的なハードルも下がるはずです。
変化を強く促すことが、第一歩と心得て指導を始めましょう

自分は変わらなくても良いと思っている

自分自身に自信があるタイプで、これまでのスタイルで評価を受けてきているので、このまま続けていっても構わないでしょう、とたかを括っている場合です。

このタイプの場合も、指導の第一歩は「これまでのスタイルでは評価はされなくなった」ということを告げて、変化を促すことです。ただ自信を持っているだけに反発することが多いでしょう。なぜ実績も上げているし、会社に貢献もしているのに、いまの仕事のスタイルを変える必要があるんだ、そんなことをしたら会社も損をする、という論法です。
こういった予想される反論トークを想定して、なぜ変化が必要かを整理した上で指導を始めることが必要です。そして対話の中で感じ取った部下のロジックを見極めて、それを変化の必要性に結びつけることを実施しましょう。

どうやって変わればよいかがわからず、固まっている

入社以来教育されてきたスタイルが、ここ数年の間の大きな環境変化で、急に通用しなくなり、でも他のやり方を教育もされたことがないので、どうすればよいかがわからずに、固まってしまっている、というタイプです。

この部下に対しては技術指導をすれば良いので、比較的取り掛かりやすいと思います。求められるタイプに対して、どんなスキルが足りていないのか、それを埋めるにはどの様なトレーニングや実戦経験を積めば良いのかを対話を通じて、共通理解に持っていけば、やる気が無いわけではないので、あとは本人が行動していってくれます

変化が不可欠であることを、一貫性を持って伝達しつづける

いずれの場合でも、変化をすることが必須だということを、一貫性を持って伝え続けることが肝要です。ある時は旧来のスタイルを称賛する様な発言をしたり、別の場面は変化を説いたりする様なことがあると、基本的に人間は変化を嫌いますから、いくらテクニックを駆使しても現状維持に戻ります。

管理職として伝えるメッセージがぶれないことに注力しながら、ここの部下への指導を行っていきましょう

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